複数の国の時間帯を表示できる機能。GMTとは世界標準時(Greenwich Mean Time:グリニッジ・ミーン・タイム)の略称で、24時間針と24時間ベゼル(目盛)により自国、及び海外の時間を確認することができる仕組みである。
GMT機能搭載のロレックスは、GMTマスターI、GMTマスターII、エクスプローラーIIの3モデルで操作方法は以下の通りとなる。
<ロレックス GMTマスターI>
ベゼルと24時間針を用いて2ヶ国の時間表示が可能。日本時間を基準とした場合、24時間針を軸として日本との時差分ベゼルを回転させた時のベゼル上の数字が2ヶ国目の時間となる。
<ロレックス GMTマスターII>
短針単独稼働が加わり、3ヶ国時間表示が可能となる。これは、日本時間を基準とした場合、短針を日本との時差分動かし、短長針と文字盤が示す時間が2ヶ国目の時間(海外現地時間)、24時間針が示している時間が日本時間となる。また、3ヶ国目は24時間針を軸として、日本との時差分ベゼルを動かし、24時間針が指しているベゼル上の数字が3ヶ国目の時間となる。
<ロレックス エクスプローラーII>
短針単独稼働により2ヶ国目の時間表示を行う。これは、GMTマスターII の2ヶ国目時間表示と同じ方法であるが、エクスプローラー II は固定式ベゼルである為、3ヶ国表示は出来ない。また、エクスプローラー II は洞窟探検家向けというコンセプトを持っており、24時間針の本来の目的は昼夜の区別をすることである。
補足として、24時間針はコンパスとしても活用できる。使用方法としては、時計を地面に平行に置き、短針を太陽の方へ向けると24時間針は北を指し示す。
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