数あるロレックスの中でも初期モデルから引き継がれる高いデザイン性で、腕に馴染みやすく無駄が無い完成されたデザインゆえにほとんど変更点がなかったRef.114270。
外観ではインデックスや文字がほんのわずか細くなり洗練さが増し、風防の6時位置にレーザーで刻まれた王冠マークが入る。内部のムーブメントはテンプ受けがツインブリッジのCal.3130に進化し、あがき調整も行ないやすくなったことで、メンテナンス性・安定性が向上した。フラッシュフィットの堅牢性の向上も含め、細部に渡るリファインが評価された。ダイヤルに関しても夜光の非トリチウム化への変更もこの品番から全モデルが統一された。
先代からのエクスプローラーI 人気は凄まじく、サブマリーナーRef.16610と並んで多くのファンに愛され親しまれたモデルである。
また、前モデルのRef.14270にあった「ブラックアウト」呼ばれるレアダイヤルがRef.114270にも存在している。2009年頃のVシリアルに確認されているが市場流通は非常に少ない。インデックスの「369」に白いラインが無くメタル感が強調されRef.14270のブラックアウトに近い印象となる。
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