【 What's Ref.116900 from Watchpedia 】
ロレックス最古のペットネームモデルとして惜しまれながらも2014年にマイナーチェンジしたエアキング。
オイスターパーペチュアル34に変更後は事実上の廃盤となったが、2年ぶりにRef.116900としてロレックスのモデルラインナップに復活した。
エアキングの誕生から70年以上、オイスターパーペチュアルの34mmラインへと引き継がれるまで変更のなかったケース径は堂々の40mmに拡大され、前モデルより採用された丸みを帯びたドームべゼルもスタイリッシュなスムースベゼルへと変更された。
地上最速を目指すジェットエンジンを搭載した超音速カー、「ブラッドハウンドSSC」のコックピット計器を彷彿とさせる文字盤には、ロレックス最古のペットネームに相応しい1950年代当時と同じ書体の「Air-King」ロゴが印字され、ペイントながら膨らみのあるイエローのクラウンマークとROLEXロゴ・秒針がコーポレートカラーであるグリーンに統一されている。インデックスは、3・6・9のメタルアワーマーカーとプリントされたミニッツインデックスとの融合により、パイロットウォッチ特有のデザインへと進化を遂げた。
デザインが大きく変更された点に加え、ムーブメントも変更されている。ムーブメントはCal.3130からミルガウスのみに搭載されたいた高精度ムーブメントCal.3131(耐磁性ブルー・パラクローム・ヒゲゼンマイ、常磁性ニッケル、リン合金製ガンギ車採用)へと変更。更に航空機内コックピットの磁場の影響から時計を保護するために、耐磁シールドまで搭載されている。
前モデルまで豊富なダイヤルバリエーションでユニセックスモデルとして人気を博していたエアキングだが、新型エアキングよりブラック文字盤のみに移行され、ミニッツインデックス、更には耐磁機能を搭載した航空時計として新たな位置づけを担うモデルとして生まれ変わった。
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