2004年に登場した『DATEJUST TURN-O-GRAPH Ref.116264』。
1953年に商標登録された初代ターノグラフRef.6202は、ロレックスで初となる回転ベゼルを搭載したモデルで、スポーツモデルの原点とも言われ、ベゼルが回転し0に戻ることからターン0(オー)がモデル名の由来となっている。そのターノグラフが、約50年ぶりの復活となり注目度を集めた。型番としては『Ref.16264 通称=サンダーバード』の後継機種となり、同じく『DATEJUST』を主体に製造されている『Ref.116264』だが、デザイン面では大きく変貌を遂げている。
特に、ベゼルはエンボス加工が施されたサンダーバード固有の形状から、フルーテッドベゼルのように美しいカッティングが施され、5分刻み位置に、アラビア数字とバーのプリントが施されたターノグラフ固有の形状へと大きく変貌を遂げた。インデックスはバータイプのみのラインナップとなり、ダイヤル6時位置には『TURN-O-GRAPH』と赤くモデル名が表記された。また、秒針、カレンダー表記も同色の赤で統一され、『DATEJUST』とも一線を画くするデザインとなっている。ケースからブレスへ流れるラインは滑らかでボリュームある形状となり、ヘアライン仕上げとなっていたケース表面部分は鏡面仕上げへと変貌を遂げ、よりドレスウォッチらしいエレガントさが増し、ブレスは、フラッシュフィットが一体型となり、中央部分のコマは巻き板タイプ(中空)から、無垢タイプへと変わり強度、耐久性が向上している。
スタンダードモデルながらスポーティーな印象も兼ね備えたモデルとして人気を得ているモデルだが、よりスポーティーな印象が強くなるオイスターブレス仕様に人気が集中している。
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